痛くなったら歯医者へ行く。それも間違いではありません。しかし理想は「虫歯や歯周病にかからない」ことではないでしょうか。当院は、患者さまのお口の環境に合わせた予防歯科をご提供しています。お一人お一人のお口の状態や変化に気づきやすいよう、処置を行う歯科衛生士は担当制でおつけし、細やかなケアを実現しています。
80歳の時点で自分の歯が20本残っている「8020」を診療方針として掲げています。いつまでもご自身の歯で美味しく食事を楽しみ、健康に過ごしていただきたい。その思いが強いからです。
これを実現するために、虫歯や歯周病を未然に防ぐ予防歯科に力を入れています。予防歯科ではお口のクリーニング(PMTC)を主に行います。
※PMTC(プロフェッショナル メカニカル ティース クリーニング)
直訳すると、『専門家による機械的な歯面清掃』となります。予防処置専用の機械(当院ではペリオメイト)で行います。ペリオメイトはパウダーメインテナンス(アミノ酸微粒子を歯面に吹き付けて清掃)を行う機械で、歯や歯ぐきを傷つけず効率的にバイオフィルム(歯ブラシでは取れない細菌のかたまり)を除去できる機械です。優しくきれいに清掃した後は『リナメル』で歯のミクロの傷の修復や『高濃度フッ化物』で歯の強化を行います。
治療名:PMTC
リスク・副作用:効果には個人差があります。1回で汚れを落としきれない場合は数回に分けて受けていただく可能性があります。出血を伴う可能性があります。
患者さま一人ひとりに担当の歯科衛生士をおつけし、予防のためのケアを行う「担当歯科衛生士制」を導入しています。同じ歯科衛生士が継続して担当いたしますので、お口の小さな変化に気づきやすく、より細やかなケアが可能となります。日頃から丁寧な処置と分かりやすい説明をご提供しており、メインテナンスでのご来院率は90〜95%(※)と多くの患者さまにご好評です。
当院は、患者さまが良く分からない状態のまま処置をすることをいたしません。具体的に、以下の4ステップで分かりやすい説明を心がけています。
1. 歯やお口のケアに関するモチベーション向上のためのご説明
2. 歯ブラシの使い方、歯みがきの仕方についてのご説明
3. 生活習慣に関するアドバイス
4. メインテナンスの必要性、歯を守ることの大切さのご説明
私たちは、患者さまと「話すこと」を重要視しています。スタッフ全員が患者さまのお話に耳を傾け、お口の健康について熱心にお伝えし、お口のトラブルの改善や予防を目指します。どんな小さなことでも構いませんので、気になることやご希望がありましたらお話ください。
(※)2018年現在
予防には、患者さまご自身で行っていただく、ホームケアも重要です。頭ではわかっているんだけど・・・、という患者さまも多いかと思いますが、私たち歯科衛生士が懇切丁寧に指導いたしますので、なんでもご相談ください!
正しいホームケアが習慣化したときには、驚くほどお口の環境が改善します。そういった瞬間に出会えると、私たちも大きな喜びを感じます。歯ブラシが苦手な患者さまも多くいらっしゃいますが、一緒に頑張りましょう!
ホームケアにホームホワイトニングを導入すると、消毒効果・歯の強化の期待もできます。歯が白くなるのを楽しみながら、上手にホームケアを確立されている患者さまも多数いらっしゃいます。
また、患者さまごとに、虫歯のなりやすさや歯周病のなりやすさは異なります。いろいろな方にそれぞれ合った適切なホームケアをご案内できるように頑張ります。
虫歯になりやすい、なりにくいは、生活習慣の他に個人差があります。頻繁に虫歯になってしまう方には「リナメル」や「チェックアップ1450」や「クリンプロ」の使用をおススメします。リナメルは歯の表面にできた細かい傷を修復し、チェックアップ1450は歯を強くし虫歯になりにくくする効果を持つフッ素を十分に含んでいます。クリンプロは歯に良いミネラルやフッ素を補給する効果があります。
治療名:フッ素塗布
リスク・副作用:フッ素の効果には個人差があります。一度に多量のフッ素を摂取する、または長期にわたり過量のフッ素を摂取することで中毒症状が現れる場合があります(歯科医院では適量を守っているので中毒症状が起こる可能性はほとんどありません)。
歯周病になりやすい方には、歯周病の原因となるバイオフィルム(細菌のかたまり)によく浸透し、殺菌力に優れる「システマSPTジェル」の使用をおススメします。
クリーニングの際は、口臭にもしっかり対処。口臭の約90%が口の中に原因があるといわれています。その多くを占めるのが、舌表面の細菌の塊である『舌苔(ぜったい)』。口臭の原因となる舌の汚れをしっかり除去できるジェル「セラブレスジェル」と舌の形状に合わせた「タンクリーナー」(舌の表面を掃除する器具)をあわせて使用します。
※舌を傷めないように必ず専門家の指導の下に行うようにしましょう。
着色がつきやすい、というお悩みを患者さまからよくおうかがいいたします。そんな患者さまにおススメしているのが、「スーパースマイル」と「アクセラレータ」です。よく出回っている「ホワイトニング歯磨き粉」は研磨剤配合のため、着色除去と同時に歯にミクロの傷が・・・。これでは着色の原因を作っているようなものです。また、着色除去の効果はありますが、歯を白くするホワイトニングの効果はありません。
「スーパースマイル」は酵素の力で着色除去するので、歯に傷がつきません。「アクセラレータ」は『真のホワイトニング歯磨き粉』。それ自体にホワイトニング効果があるので、使い続けるとより白い歯を実現できます。
冷たいものや歯ブラシでピリッとしみる嫌な知覚過敏。かみ合わせ調整や知覚過敏抑制剤などで治療を行うこともありますが、ご自宅でのケアとしては「MIペースト」をおススメしています。知覚過敏抑制だけでなく、虫歯予防、ホワイトニング中の白さキープにも役に立ちます。いろいろな味があるので、つらかったブラッシングが楽しくなるかもしれませんね!残念ながら、牛乳アレルギーがある方は使用できません。
患者さまよりよく質問を受けるのが、電動ブラシの選び方です。私たちが実際にいろいろと使用してみて、いろいろな方におススメできると思ったのが「ソニッケアー」です。ソニッケアーの魅力は何といっても豊富な替えブラシ。『アダプティブクリーンブラシ』は手磨きの10倍もの歯垢除去力があります。なかなか歯ブラシが上達しない患者さまに、おススメしたら次からピカピカ!なんてこともよくあります。
インプラントは天然の歯に、似て非なるものです。一番の違いは『歯根膜がない』ことです。わずか200~300ミクロンの歯根膜ですが、いろいろな役割を果たしています。その歯根膜がないインプラントはしっかりケアしてあげないと、天然の歯よりもダメになりやすいことがあります。インプラントが入っている方におススメしているのが「ジェルコートIP」です。
インプラントはチタンでできていますが、実は歯に良いフッ素が、チタンを腐食させてしまうことがあります。(お口の環境に左右されるので、必ずというわけではありません)「ジェルコートIP」はそのフッ素は無配合。同時に高い殺菌力でインプラントを守ります。
お口の中を拝見し、歯や歯ぐきの状態を確認します。
すでにお口に病気(虫歯・歯周病など)がある場合は、まず適切な治療が優先となります。
患者さまの年齢や生活習慣、お口の状態をもとに、予防プランを立てます。
PMTCやフッ素塗布、歯磨き方法のレクチャー、確認等をいたします。
STEP1~3を定期的に行っていきます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | △ | × |
午前:10:00~13:00
午後:14:00~18:00
△:土曜日は17:00まで
休診日:水曜日・日曜日・祝日
※祝日がある週は水曜平日診療