どんな矯正治療方法でも共通していることは
歯に力をかけて、歯を動かす
ということです
どんな力かというと
『弱い力』であり『至適(最適)矯正力』といいます
過剰な力は歯や歯周組織を痛めたり、逆に動きづらくなったりする要因にもなります
その至適矯正力を『持続的にかける』ことで歯が適切に動きます
このことはすべての矯正治療に共通であり
絶対に変えることができない矯正治療の大前提です
マウスピース矯正の代表であるインビザラインは20年以上の長い歴史があり、何年もかけて装置の素材や設計を研究してきたという強みがあります
適切な使用であれば、至適矯正力を持続的にかけ続けることが可能であり
金属ワイヤーで起こりやすい過剰な力がかかることもありません
さらに非常に見た目が良く、メンテナンス性にも優れております
ところが
『患者さまが着脱できる』のはマウスピース型であればすべて共通のメリットですが
メリットとデメリットは表裏一体です
つまり『着脱できる』ことが先ほどの大前提の障害になりえるのです
例えばこういった適切な使用でない場合には
『弱い力』を『持続的にかける』ことは難しくなります
そのため、はじめの計画通りに治療が運ばない要因になってしまいます
当院でも始める前に『適切な使用はできそうか』を必ず患者さまに確認しております
歯に固定する金属ワイヤー型の装置であれば患者さまが着脱できないため
こういったことを考える必要はありません
せっかくインビザラインを行うのであれば、計画的にうまくいくに越したことはありません
当院ではこれまでかなりの数の方がインビザラインを行ってきて
中には適切な使用ができずに、だいぶ苦労をした方もおられます
皆さんそれぞれ工夫をしてうまくインビザラインとお付き合いされている方が多い印象ですが
例えば下のようにルール化をすると適切な使用の習慣化につながりやすいです
作ったルールは『継続』することが大切です
次第にルールを守ることへのエネルギーは少なくなり、楽に継続できるようになります
この状態が『習慣化』されたものとお考え下さい
① 「歯磨き+即装着」を1つのワンセットにする
「あとで装着しよう」は100%忘れます。「歯を磨いたらその場でマウスピースをはめるまでが歯磨き」とルール化する。
② 目につく場所にケースを置く(洗面所・ダイニング・カバン)
ケースを探す手間を減らす。外出用と自宅用でケースを分けておくのも賢い方法。
③ 間食の「ダラダラ食い」をやめてメリハリをつける
習慣化につまずく一番の原因は「間食」。食事の回数をまとめて、外す時間をギュッと凝縮させる(結果的にダイエットや虫歯予防にもなる!)。
④ チューイーを噛む「時間と場所」を決めておく
「お風呂に入りながら」「テレビのCM中」など、既存の習慣にプラスすると続けやすい。(※チューイーはマウスピースを歯に密着させる道具)
⑤ スマホの「装着管理アプリ」を味方につける
自分の装着時間が可視化されるとモチベーションが維持しやすくなります。
適切な使用が習慣化されていない場合
インビザラインがうまくフィットしていない
という形になり、私たちは一目見ただけですぐにわかります
そこで使用状況をお伺いすると
正直に話して下さる方が大半ですが
中には、嘘をつく方、開き直る方、怒る方、できない理由を並べる方、などがある程度いらっしゃいます・・・
私たちと患者さまが協力しながら進めていく矯正治療方法ですので
当院に限ったことではないですが、そういったことはやめましょう
どうやったら適切な使用を習慣化できるかを一緒に考えましょう
また『頑張っている』ことを強く主張されるのも困ってしまいます・・・
大変なのも、頑張りもよく理解できるのですが
ルール通りの使用でなければ当然うまく歯は動きません
変えられない大前提として
『至適矯正力を持続的にかける』のに
インビザラインでのルールがあります
それを守るということにフォーカスをして日常生活のルール作りをされるといいと思います
そのルール作りが習慣化の第1歩です!
どうしても難しい場合は、安易にマウスピース型を選択せず金属ワイヤーで行う方が無難です
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × |
| 午後 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | △ | × |
午前:10:00~13:00
午後:14:00~18:00
△:土曜日は17:00まで
休診日:水曜日・日曜日・祝日
※祝日がある週は水曜平日診療